XMのスワップポイント基本概要・一覧表・おすすめ通貨ペアまとめ

XMスワップポイント

スワップポイントってなんのこと?

スワップポイントが稼げるおすすめの通貨ペアはどれなの?

この記事ではXMのスワップポイントに関する様々な情報をご紹介していきます。

スワップポイントとは2国間における金利差額を調整するための数値(金額)です。

スワップポイントにはプラスとマイナスの2つがあり、プラスのスワップなら注文を保有しているだけで毎日「スワップ利益」が付与されます。

しかし、マイナスのスワップが設定されている注文を保有すると、評価額からスワップ分の金額が差し引かれるため注意が必要です。

ここでは、そんなXMのスワップポイント一覧表やプラススワップが高いおすすめの通貨ペアを詳しくまとめました!

この記事で分かること
  • スワップポイントは毎日付与・徴収されるもの
  • 平日朝7時(夏時間では朝6時)前後にスワップポイントは反映される
  • プラスのスワップが高く設定されているのは「ハンガリーフォリント」絡みの通貨ペア
  • XMの「KIWAMI極口座」では一部銘柄のスワップポイントがフリーとなる
  • スワップポイントだけを利益として引き出すことは出来ない
目次

XMのスワップポイントについて

XMホームページのトップ画像

それではまず、スワップポイントの基本概要や反映されるタイミングなどを解説していきます。

スワップポイントに関する知識ゼロという方は、こちらからご覧になっていってください。

スワップポイント=金利差額調整分のお金

スワップポイントとは通貨ペアを構成する2国間における金利差額調整分の金額を表す金融用語です。

たとえば金利が安い国の通貨を売って金利が高い国の通貨を買った場合は、同額の為替レートで売買しても「金利分の差」は埋められていない状態となります。

この金利差を埋めるために受け取るのがプラスのスワップポイントです。

しかし、逆に金利が高い国の通貨を売って金利が安い国の通貨を買うと相手側に金利分の差を支払わなければなりません。

これをマイナスのスワップポイントと表現するわけですが、このようにスワップポイントにはプラスとマイナスの要素があることを覚えておきましょう。

スワップポイントの基本概要
  • スワップポイントは金利差を調整するために設定されている
  • スワップポイントにはプラスとマイナスの2つがある
  • 注文を翌日に持ち越すとスワップポイントが発生する
  • 注文した当日に決済するとスワップポイントは付かない
  • 注文を保有し続ける限りスワップポイントは毎日付与・徴収される

こちらがスワップポイントの基本概要となりますが、ご覧のようにスワップポイントは注文を翌日に持ち越すことで発生します。

つまり、仮に注文を1ヶ月間持ち続けた場合には30日または31日分のスワップポイントが反映されるということです。

ちなみにスワップポイントは保有する注文の含み損益に加算されますので、残高から直接スワップ分の金額が差し引かれることはありません。

スワップポイントが付与されるタイミング

スワップポイントは為替市場が開いている平日の朝方に反映されます。

XMの場合はニューヨーク市場のクローズ時間を目安に「毎朝7時(夏時間の場合は朝6時)前後」にロールオーバー判定(ポジションの持ち越し)がされ、スワップポイントが付与・徴収される形となっています。

なお、その時間になる前にポジションを決済していた場合はスワップポイントの対象になりません。

スワップポイントのプラスとマイナスは通貨ペアや注文の方向性(買いor売り)によって変わります。仮に高額のマイナススワップが設定されているポジションを持っている場合は、翌日に持ち越す前に決済してしまうというのもひとつの方法です。

水曜日から木曜日にかけてスワップポイントが3倍に

スワップポイントは為替市場が休場となる土日分も反映されます。

しかし、土日はスワップポイントの付与・徴収ができないので、XMでは木曜日の朝方に「3日分のスワップポイント」をまとめて反映させる仕組みを採用しています。

注文量によっては3日分のスワップ金額がかなり大きくなることもありますが、仮にその金額がマイナスの場合は早めに決済をしてスワップによるダメージを軽減させましょう。

早朝にマイナスのスワップポイントが反映され、その結果として証拠金維持率が一定を下回った場合には強制ロスカットの対象となってしまいます。そのため、高額なスワップが設定されている場合は証拠金に多少の余裕を持たせておいてください。

XMの通貨ペア・スワップポイント一覧

ここでは調査時点におけるXMの通貨ペア・スワップポイントを一覧表にまとめました。

通貨ペア 買い 売り
AUDCAD -7.4 -0.85
AUDCHF 0.87 -7.53
AUDJPY 3.96 -12.94
AUDNZD -8.71 -2.61
AUDUSD -5 0.6
CADCHF 3.95 -9.64
CADJPY 8.59 -16.61
CHFJPY -3.35 -11.35
CHFSGD -25.65 -1.25
EURAUD -10.84 -4.64
EURCAD -14.36 1.54
EURCHF 0.15 -9.05
EURDKK -58.72 -75.62
EURGBP -6.63 0.77
EURHKD -62.05 -125.75
EURHUF -203.49 132.31
EURJPY 5.26 -15.34
EURNOK -105.82 -76.72
EURNZD -18.82 1.98
EURPLN -100 19.7
EURSEK -89.69 -94.49
EURSGD -18.7 -7.6
EURTRY -1,120.67 18.73
EURUSD -9.93 3.07
EURZAR -452.17 133.63
GBPAUD -4.26 -11.76
GBPCAD -8.94 -4.34
GBPCHF 4.61 -14.49
GBPDKK -27.88 -117.08
GBPJPY 13.77 -22.93
GBPNOK -59.86 -134.86
GBPNZD -10.25 -7.95
GBPSEK -43.88 -153.98
GBPSGD -13.58 -14.48
GBPUSD -5.6 -1.1
NZDCAD -4.78 -3.28
NZDCHF 2.51 -8.39
NZDJPY 5.79 -14.31
NZDSGD -7.12 -8.62
NZDUSD -3.03 -1.23
SGDJPY -7.59 -7.73
USDCAD -3.06 -4.46
USDCHF 7.07 -12.33
USDCNH -1.59 -10.79
USDDKK -17.16 -116.86
USDHKD -4.06 -12.76
USDHUF -159 96.1
USDJPY 13.06 -20.74
USDMXN -488.53 171.47
USDNOK -29.65 -129.25
USDPLN -66.44 -6.54
USDSEK -18.2 -150.6
USDSGD -8.72 -14.42
USDTRY -910.48 -198.88
USDZAR -30.08 2.62

こちらは2023年2月時点でのスワップポイントとなります。

ご覧のように高い数値を付けている通貨ペアもありますが、実際にどれくらいの金額になるのかを計算する際にはXMの計算ツールを使ってみてください。

XMには様々な用途に使える計算ツールがあります。次に、そんな計算ツールの使い方を紹介していきましょう。

XMのスワップポイント計算ツールの使い方

XMオールインワン計算ツール画像

こちらがXMの計算ツールとなりますが、使い方については以下を参考にしてください。

XMの計算ツール・使い方
  1. 口座の基本通貨・通貨ペア・レバレッジ・口座タイプを選択する
  2. ロット数を入力する
  3. 「計算する」をクリックすると買いスワップと売りスワップの金額が表示される

ご覧のように誰でも簡単にスワップ金額を計算できます。

また、オールインワン計算ツールなら注文に必要な証拠金額も表示されますので非常に便利です。

ちなみに上の画像でいえば「1ロット分のユーロドルを注文する場合には14,355円が必要となり、その際の買いスワップは-1,339円で売りスワップは414円になる」といったことを表しています。(小数点以下省略)

ということで、次はプラスのスワップポイントが高く設定されているおすすめの通貨ペア3選を見ていきましょう。

XMでプラスのスワップポイントが高い通貨ペア3選

プラスのスワップポイントで稼ぐなら「EUR/HUF」「USD/JPY」「USD/MXN」といった通貨ペアがおすすめです。

それぞれのスワップ金額と特徴を簡単にまとめましたので参考にしてみてください。

EUR/HUF(ユーロ/ハンガリーフォリント)

ユーロフォリント証拠金・スワップポイント

調査時点でプラスのスワップポイントがもっとも高かったのは「EUR/HUF(ユーロ/ハンガリーフォリント)」でした。

ご覧のように1ロット(10万通貨)の「売り注文」を出したときのスワップ金額は4,945円です。

注文に必要な証拠金額は14,000円程度なので、4日間保有するだけでペイできる金額となっています。

これだけ高いプラススワップを貰える機会はなかなかありませんが、「USD/HUF(米ドル/ハンガリーフォリント)」も同程度の金額となっていますのでチェックしてみてください。

USD/JPY(米ドル/日本円)

ドル円スワップポイント・必要証拠金

メジャー通貨ペアの中で高いプラススワップポイントが設定されているのは「USD/JPY(米ドル/日本円)」です。

日本人にとってもっとも馴染みのある通貨ペアだと思いますが、2023年時点ではアメリカの政策金利が高まっているおかげもあり「買い注文」でプラスのスワップが受け取れるようになっています。

ちなみに金額は1,306円ほどとなりますが、同じ円絡みの「GBP/JPY(英国ポンド/日本円)」も似たような設定になっているのでおすすめです。

USD/MXN(米ドル/メキシコペソ)

ドルメキシコペソ必要証拠金スワップポイント

最後に紹介するのは「USD/MXN(米ドル/メキシコペソ)」となりますが、こちらは「売り注文」でプラスのスワップが1,253円ほど貰える形となっています。

ちなみにメキシコはアメリカ経済への依存度が高く、アメリカの景気によって為替レートが大きく動くところが特徴的な部分です。

また、メキシコはエネルギー輸出国でもありますので、原油の価格をチェックしておけばある程度の値動きは予測できます。

XMの「KIWAMI極口座」は一部通貨ペアのスワップポイントがフリー

極口座の取引条件画面

XMでは一部の銘柄がスワップフリーとなる「KIWAMI極口座」を用意しています。

プラスのスワップが受け取れないところはデメリットに感じる部分ですが、値動きの方向性に関係なくマイナスのスワップがフリー(ゼロ円)となるのは大きなメリットです。

中長期的にポジションを保有して大きな為替差益を狙う場合には、このスワップフリー口座が非常に役立ちます。

そのため、スワップ目的ではなく長期保有による大きな値動きを狙いたい方は、ぜひ「KIWAMI極口座」を選んでみてください。

ただし、「KIWAMI極口座」は入金ボーナスの対象外となりますので、その点は注意しておきましょう。

XMのスワップポイントに関するQ&A

人形とコイン紙幣のイメージ画像

それでは最後にXMのスワップポイントに関する疑問をQ&A形式で解消していきます。

スワップポイントだけを引き出すことは可能?

スワップポイントが正式に反映されるのは注文を決済したときです。

スワップポイントの損益は保有する注文に紐づけられていますので、スワップポイントの金額だけを引き出すことはできません。

なお、注文を決済した場合はそのときの損益が残高に反映され、残った金額に関しては自由に使うことが出来ます。

同じ口座で両建てをしてスワップ利益だけ獲得できる?

XMでは同一口座での両建て取引が認められています。

これを利用してプラスとマイナスのスワップポイントを相殺し、利益だけを得ようと考える方もいますがプラスのスワップがマイナスのスワップを上回るような設定にはなっていません。

どの通貨ペアでもマイナスのスワップポイントの方が高く設定されているので、両建てをしてプラススワップの利益だけを稼ぐことは出来ないわけです。

これはXMだけでなく他のFX会社でも同じ条件となります。つまりXMだけが特別不利な条件ということではありません。

世界各国の政策金利はどれくらい?

スワップポイントに影響を与えるのは各国の政策金利となります。

そこで、経済主要国や先ほど紹介したハンガリーなどの政策金利を以下にまとめてみました。

国名 政策金利名 政策金利
日本 超過準備預金の金利 -0.10%
アメリカ フェデラルファンド(FF)金利 4.50%
ユーロ 中銀預金金利 2.50%
ユーロ リファイナンス金利 3.00%
ユーロ 限界貸付金利 3.25%
イギリス 準備預金金利 4.00%
カナダ 翌日物金利 4.50%
オーストラリア キャッシュレート 3.35%
ニュージーランド オフィシャル・キャッシュレート 4.25%
スイス SNB政策金利 1.00%
南アフリカ レポ金利 7.25%
トルコ 1週間物レポレート 9.00%
メキシコ 翌日物銀行間レート 11.00%
ハンガリー 準備預金への付利金利 13.00%
香港 ベースレート(基本金利) 5.00%
中国 最優遇貸出金利1年物 3.65%

ご覧のように日本の金利は非常に低く、逆にハンガリーの金利は世界トップクラスの高さであることが分かります。

なお、こうした政策金利の変更が発表されるときは相場が大きく動くので取引のチャンスとなっています。

【まとめ】XMのスワップポイントについて

XMで設定されているスワップポイントの一覧表プラスのスワップポイントが高いおすすめの通貨ペアをご紹介してきました。

ご覧いただいたように調査時点では「HUF(ハンガリーフォリント)」が絡む通貨ペアのプラススワップが高かったので、スワップ狙いのトレードをする際には参考にしてみてください。

ちなみにスワップレートは日々変化するものなので、実際に注文を出すときはリアルタイムのスワップポイントを確認しましょう。

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