
XMで複数のアカウントを開設する方法は?



複数の口座間で資金移動はできるの?
この記事ではXMで複数のアカウントを開設する方法や複数口座間で資金移動させる方法を紹介していきます。
XMは複数の口座開設が認められている海外FX業者です。
複数の口座を持つ理由には「取引のスタイルごとに口座を使い分ける」「個別に資金管理をする」といった点が挙げられます。
ここでは、そんなXMで複数アカウントを保有するメリットや注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- XMではひとりにつき最大8口座まで保有できる
- 追加口座はマイページから簡単に開設できる
- 裁量トレード用・自動売買用といった形で口座を使い分けられるのは大きなメリット
- 複数口座間での両建て取引は禁止
- 複数口座の残高合計額がレバレッジ規制の対象となる
XMは複数のアカウントを開設することが可能【最大8口座】


XMは選べる4つの口座タイプ・最大レバレッジ1000倍・追証なしのゼロカットシステム採用といった特徴を持つ海外FX業者です。
そんなXMではひとりにつき「最大8口座」まで複数のアカウントが持てるようになっています。
複数のアカウントを使えるのはトレーダーにとって大きなメリットです。
たとえば裁量取引用の口座と自動売買用の口座を使い分けられる、短期トレードと長期トレードで口座を使い分けられるといった部分がトレーダー側の利点として挙げられます。
また、初めてXMを利用する人からすれば色々な口座タイプやレバレッジ倍率を試せるというのも魅力的に感じられるポイントと言えるでしょう。
XMで複数アカウントを開設する方法


XMで複数アカウントを開設する方法は以下の通りです。
- XMのマイページにアクセス
- 口座管理画面に移動して「追加口座開設」を選択
- 追加口座の条件などを入力してリクエストを送信
XMのマイページには保有する口座を管理する画面があります。
その口座管理画面に表示されている「追加口座開設」を選択すれば2つ目以降の口座を作れるわけです。
なお、上の画像が追加口座開設の設定画面となりますので参考にしてください。
ご覧のように「取引プラットフォーム(MT4/MT5)」「口座タイプ」「基本通貨」「レバレッジ」を選択して、新しいパスワードを入力すれば追加口座開設ができます。
ちなみに2つ目以降の口座を作るときには本人確認書類の提出が必要ありません。
ベースとなる1つ目の口座で本人確認書類の提出が済んでいれば、追加口座の開設はリクエストを送信することですぐに反映されます。
複数アカウントに掛かる時間は数分程度です。リクエストを送信してから2~3分でXMからの「追加口座開設完了」の通知が届きます。
XMの複数アカウント間で資金移動する方法


新しく開設した口座に対して入金する場合は個別に振り込むほか「資金移動」といった方法も使えます。
たとえばA口座の残高が「10万円」だった場合、そのうち「5万円」を追加開設したB口座に振り替えられるということです。
資金移動をすればわざわざ入金する手間が掛かりません。
また、新しい口座に素早くお金を入れられるといったメリットもあります。
- XMの口座管理画面を開く
- 「資金振替」を選択
- 「資金の振替先口座ID」と「金額」を入力してリクエスト送信
ご覧のように資金移動は簡単におこなえます。
なお、振替できる最低金額は「500円」からです。
ちなみに振替元の口座にボーナスクレジットが残っている場合は、移動させた金額と同じ割合だけボーナスクレジットも移動します。
仮に「残高10万円:クレジット10万円」のA口座から「3万円」をB口座に移動させた場合は、「残高7万円:クレジット7万円(A口座)」「残高3万円:クレジット3万円(B口座)」となるわけです。
XMで複数アカウントを開設するメリット


ここからはXMで複数アカウントを開設するメリットや理由について説明していきます。
複数のアカウントがあるとトレードの幅やリスクマネージメントの方法が変わってきますので、初心者の方はぜひこちらの内容をチェックしていってください。
取引のスタイルや選ぶレバレッジによって口座を使い分けられる
FXには様々な取引スタイルがあります。
裁量取引や自動売買、短期や長期の注文、ハイレバレッジトレードやローレバレッジトレードなど、ひとつの口座ですべての取引をおこなうのは無理があるため複数の口座を使い分けることが重要になってくるわけです。
- 裁量取引と自動売買:裁量取引は手動で注文や決済をおこなう方法で、自動売買はEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるツールを使ってシステムトレードをおこなう方法。
- 短期と長期:FXには数分程度で注文と決済をおこなうスキャルピングトレードや数日~数週間ほどかけて利益を出すスイングトレードといった方法がある。
- ハイレバ・ローレバ:少額の証拠金で注文を出せるハイレバレッジトレードとロスカットリスクが少ないローレバレッジトレードを使い分ける。
ご覧のように相反する内容の取引スタイルを試す場合に複数の口座があると便利ということです。
なお、XMの場合はMT4・MT5の両方が使えます。
MT4は使える自動売買ツールが多いので、システムトレードに挑戦したい方は複数アカウントのうちひとつを「自動売買用MT4口座」にするのもおすすめです。
別々の口座で資金管理ができる
それぞれ個別の口座で資金管理ができるという点も複数アカウントを利用するメリットです。
たとえば短期売買(A口座)と長期売買(B口座)といった形で口座を使い分けたとしましょう。
この形だと短期売買用のA口座で損失が出ても長期売買用のB口座の残高には影響を与えません。
そのため、A口座では自己資金ギリギリまで短期売買を進められます。
仮にA口座のポジションがすべて強制ロスカットされても、B口座のポジションは無傷のまま保有できますので結果的にリスクマネージメントをしていることに繋がるわけです。



この考え方は自動売買用の口座を作るときにも使えます。特に初めて試すEA(エキスパートアドバイザー)の効果が分からないときには、まず少額の資金だけを自動売買用口座に入れて実用性をチェックしてみましょう。
素早い資金移動でロスカットリスクを抑える
先ほども少し触れたようにXMでは複数口座間での資金移動が可能です。
この仕組みを利用すれば、証拠金維持率が下がりロスカット寸前という口座を助けるときにも役立ちます。
- A口座の証拠金維持率が下がり、もうすぐでロスカットレベルの20%に達してしまう
- B口座からA口座に資金移動することでA口座の証拠金維持率を瞬時に上げられる
- ロスカットリスクを回避し、さらにA口座の含み損が含み益へと変わったらB口座に資金を返しても良い
自己資金を新しく投入することでも強制ロスカットを回避できますが、その場合は現実の貯金や銀行残高が目減りしてしまいます。
また、一難が去った後に出金する場合は手数料負担も掛かるため、結果的にはいくらかのマイナスになってしまうわけです。
しかし、口座間での資金移動ならすでにFX用として投入しているお金を回すだけなので余計なマイナスが生まれません。(もちろん資金移動には手数料が掛からない)
複数口座の利用にはこうしたメリットもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
XMで複数アカウントを開設するときの注意点


続いてはXMで複数アカウントを開設するときの注意点を紹介していきます。
複数口座間における両建て取引は禁止
XMでは複数口座間での両建て取引を禁止しています。
意図的に両建て取引をおこなった場合には「利益の取り消し」や「口座凍結」といった処分を下される可能性が出てきますので注意しましょう。
ちなみに両建て取引とは「同じ銘柄の買い注文と売り注文を同時に保有する行為」を指します。
なお、同一口座内での両建て取引はOKです。
あくまで異口座間での両建て取引はNGとなっていますので覚えておいてください。
XMではマイナス残高をリセットする「ゼロカットシステム」を採用しています。ゼロカットシステムがある状態で複数口座間での両建て取引をおこなうと高確率で利益が出てしまうため、同行為はXM以外の海外FX業者でも禁止となっています。
ボーナス対象外の口座へ資金移動すると同じ割合だけクレジットが消滅する
XMには「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」「KIWAMI口座」という4つの口座タイプがあります。
このうちゼロ口座とKIWAMI口座は入金ボーナスやXMPの対象外です。
そのため、スタンダード口座・マイクロ口座からゼロ口座・KIWAMI口座に資金移動しても、ボーナスクレジットは移動できずに消滅してしまいます。
入金ボーナスとXMPに対応するスタンダード口座とマイクロ口座であれば資金振替したときにボーナスクレジットも移動します。
口座を放置すると「休眠」「凍結」となる
XMの口座は「90日間」放置すると「休眠状態」となります。
また、休眠状態になった口座からは毎月「5ドル」ずつ維持手数料が引かれ、残高がゼロ円になってからさらに90日が経過すると「凍結」となりますので注意しましょう。
- 90日間なんのアクション(ログイン・入出金・取引など)もおこさないと休眠口座となる
- 休眠口座に資金が残っている場合は「5ドル相当の維持手数料」が引かれる
- 残高がゼロ円になってから90日間が経過すると凍結口座となり口座一覧から削除される
口座が削除されてもまた新しいアカウントを作れば特に問題はありません。
ただし、削除された口座に資金が残っている場合は余計な維持手数料を払うことになります。
そのため、使わなくなった口座に残高がある場合は別の口座に移動させましょう。
確定申告時は保有する口座すべての損益を合算すること
XMで一定の利益を得た場合には確定申告の必要性が出てきます。
このとき、複数の口座を保有する場合にはすべての口座の損益が合算されます。
たくさんの口座を持っているとその分だけ確定申告時の計算が複雑になりますので、あらかじめその点は理解しておきましょう。
複数口座の証拠金合計額によってレバレッジ制限が掛かる
大半の海外FX業者では一定条件を満たしたときに「レバレッジ制限」が掛かるようになっています。
XMの場合は「口座残高の合計額」が条件となりますが、複数の口座を保有する場合はすべての口座の残高合計がレバレッジ制限の対象となるので注意しましょう。
- すべての口座の残高合計額が2万ドル相当(およそ200万円)を超えた場合はレバレッジが200倍に制限される
- すべての口座の残高合計額が10万ドル相当(およそ1000万円)を超えた場合はレバレッジが100倍に制限される
たとえば「A口座:100万円」「B口座:30万円」「C口座:80万円」の場合は合計額が210万円なのでレバレッジ制限が掛かるということです。
レバレッジ制限を解除するには残高合計額を下げるしかありませんので、もし規制された場合はどこかの口座から出金をおこなってください。
XMの複数アカウントに関するQ&A


それでは最後にXMの複数アカウントに関する疑問をQ&A形式で解消していきます。
複数口座の解約方法や手順は?


XMの「口座管理画面」から追加した口座の解約ができます。
解約したい口座の右横にある「アクション」から「口座を解約する」を選べばOKなので試してみてください。
ちなみにこちらの画面では各口座のレバレッジ変更やパスワード変更もできるようになっています。
複数の口座で取引をした場合「XMP」はどうなる?
XMPに対応する「スタンダード口座」「マイクロ口座」で取引した場合はどの口座からの取引でもXMPが貯まります。
なお、XMPはまとめて管理されています。
そのため、各口座ごとにXMPが貯まるわけではありません。
もちろんA口座(スタンダード口座)の取引で貯めたXMPをB口座(マイクロ口座)に使うことも可能です。
ゼロカットはすべての口座が対象となる?
XMが採用するゼロカットシステムはすべての口座タイプを対象としています。
これに関しては「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」「KIWAMI口座」に差がありません。
また、ゼロカットが執行される回数や金額に制限はなく、マイナス残高になった場合は何度でも執行されます。
ただし、複数口座間での両建て取引など禁止行為を意図的におこない、さらにXMからの警告を無視していた場合にはゼロカットの対象外となることがあります。
【まとめ】XMの複数アカウントについて
XMの複数アカウント(複数口座)に関する情報や使い方をまとめて紹介してきました。
ご覧いただいたように複数のアカウントを保有することには様々なメリットがあります。
しかし、複数のアカウントを利用する際には注意しなければならない点もありますので、当記事で解説した内容をしっかり覚えておきましょう。
なお、XMの口座開設はウェブ上から簡単におこえますので、まずはベースとなる1つ目のアカウントを作ってみてください。
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