
FXGTのスプレッドは広い?!



他の取引所に比べて、取引コストは高いの?
なんて疑問に思っていませんか?
FXGTは、変動スプレッド精を採用していますが、実際のところスプレッドは広いのでしょうか?
他の取引所と比較しながら取引コストが高いのかどうかを検証していきます。
FXGTで長年取引をしている筆者がFXGTのスプレッドを他社と比較しながら解説していきます!
- スプレッドとは買値と売値の差額の事
- FXGTは、スプレッドが狭い低スプレッド口座を利用する事が出来ない
- FXGTは変動スプレッド制を採用している
- FXGTのスプレッドは他社に比べて少し広い
- 指標発表時や流動性が低い時にスプレッドが急拡大する事がある


スプレッドとは
スプレッド幅とは、買値(Ask)と売値(Bid)の価格差のことです。
なぜ価格差があるかと言うと、この差が取引所の収益となります。
買い手と売り手をマッチングさせる代わりに、買い手には少し高い価格で売り、売り手からは少し安い価格で買い取っています。
この買値と売値の価格差であるスプレッドがトレーダーの取引コストになります。
スプレッドの計算方法
スプレッドを計算するには、pipsをまずは理解する必要があります。スプレッドはpipsと言う単位を採用しています。
では、pipsとはどう意味なのでしょうか?
①基軸通貨が日本円(クロス円)例)USDJPY・EURJPY・GBPJPY
1Pips=0.01円
②基軸通貨がドル(クロスドル)例)EURUSD・GBPUSD・AUDUSD
1Pips=0.0001ドル
③基軸通貨が円・ドル以外例)EURGBP・GBPAUD・EURCHF
1Pips=0.0001(右側の通貨単位)
pipsが分かれば、スプレッドの計算をする事が出来ます。
USDJPYのスプレッドについて考えてみましょう。


上図の様な場合、ドル円の買値は127.291円、売値が127.270円となります。
よってスプレッドは買値と売値の差なので
127.291-127.27=0.021円
これをスプレッドに変換すると・・・・
0.021(円)×100(pips/円)=2.1pips
スプレッドは2.1pipsである事が分かります。
銘柄ごとの平均スプレッド一覧
ここでは各通貨の平均スプレッドを一覧でご紹介していきます。
メジャーペア
以下がメジャーペアの平均スプレッドとなります。
流動性が高い通貨の為、全体的にスプレッドは低くなっています。
通貨ペア | 平均スプレッド |
USDJPY | 1.5pips |
EURUSD | 1.4pips |
GBPUSD | 1.6pips |
AUDUSD | 1.5pips |
GBPJPY | 2.9pips |
AUDJPY | 2.8pips |
EURJPY | 2.1pips |
NZDUSD | 2.1pips |
マイナーペア
こちらは取引する人が少ないということもあり、スプレッドが大きくなっています。
FXGTでマイナー通貨ペアを取引する意味は特にないでしょう。
そもそもマイナー通貨を取引するタイミングは無いと思うので気にする必要はないかもしれません。
通貨ペア | FXGT |
USDTRY | 2069pips |
USDZAR | 1019pips |
USDHKD | 220pips |
仮想通貨の平均スプレッド
通貨ペア | 平均スプレッド |
---|---|
BTCUSD | 1927pips |
BTCJPY | 2415pips |
ETHUSD | 223pips |
ETHJPY | 315pips |
XRPUSD | 238pips |
XRPJPY | 0.32pips |
LTCUSD | 0.57pips |
LTCJPY | 62pips |
BCHUSD | 72pips |
BCHJPY | 161pips |
XRPBTC | 5pips |
LTCBTC | 0.000004 |
仮想通貨は仮想通貨取引所と比較されることが多いので、実際に取られる手数料としても参考資料をおいておきます。
通貨ペア | 手数料 |
BTCUSD | $15 |
BTCJPY | 2400円 |
ETHUSD | $1.2 |
ETHJPY | 300円 |
XRPUSD | $0.00125 |
LTCUSD | $0.13 |
ADAUSD | $0.0024 |
貴金属の平均スプレッド
銘柄 | 平均スプレッド |
---|---|
XAUUSD | 4.0pips |
XAGUSD | 0.4pips |
スプレッドが急拡大するタイミングとは?
FXGTは変動スプレッド制を採用している為、スプレッドが急拡大する事があります。
スプレッドが急拡大すると、それだけで一気に含み損が大きくなったり、ストップロスにかかってしまったりするので、注意が必要です。
では、どんな時にスプレッドは急拡大するのでしょうか?
- 指標発表時
- 突発的なファンダメンタルズが発生した時
- 流動性が低い時
スプレッドが急拡大するタイミング①:指標発表時
最も相場が動く経済指標は、FOMCです。
FOMC(Federal Open Market Committee)は、米国の金融政策を決定する会合のことで、年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
為替は基本的に、金利に左右されるので、この金利が大きく決まるFOMCでは、大きな値動きが度々発生します。
この様に大きな値動きが発生すると、流動性が低下し、スプレッドが急拡大する事が多々あります。
経済指標発表時はスプレッドの急拡大に注意しましょう。以下に重要な経済指標をまとめておきます。
- ISM非製造業景気指数
- ADP雇用統計
- 失業率
- 非農業部門雇用統計
- 消費者物価指数
- 小売売上高



自分が取引する通貨の経済指標には気をつける様にしましょう!
スプレッドが急拡大するタイミング②:突発的なファンダが発生した時
災害やテロ、企業の倒産など経済に大きな影響を与える様な出来事が発生するとスプレッドが急拡大する事があります。
突発的なファンダが発生する事で、非常に大きな値動きが発生する事によりスプレッドは急拡大します。
最近だと新型コロナウイルスによる「コロナショック」や「ウクライナの戦争」などにより相場が急変動し、スプレッドが拡大しました。
また、首脳や、中央銀行の総裁といった要人による発言も相場を大きく動かす要因となり、こちらもスプレッドが急拡大する要因の一つです。
スプレッドが急拡大するタイミング③:流動性が低い時
主要な市場がしまっている時間帯は、市場参加者がかなり減る為、流動性がなくなります。
こういった流動性が低い時間帯は、スプレッドが大きく広がっている事が多いです。
- 早朝(4:00〜7:00)
- 年末年始
- クリスマス
- 週末(土曜日早朝と月曜日早朝)
- ゴールデンウィーク
早朝や週末などは、ポジションを持ち越すと必ず通る時間帯なので、余裕のあるストップロスや証拠金を意識しましょう。
通常時はロスカットされなかったけど、スプレッドが広がっていた事でロスカットされてしまうって事もあります。
FXGTのスプレッドまとめ
FXGTのスプレッドについて紹介してきました。
スプレッドは大事なので十分に注意しましょう!
最後に、スプレッドについて重要なポイントをまとめておきます。
- スキャルピングのデメリットは取引コストが多くかかる事
- スキャルピングで勝つコツは、手数料を抑える事と損切り
- スキャルピングをするのに最もおすすめなのはロースプレッド口座
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