昨今のFX業界において国内FX会社よりも、海外FX会社の方がかなり注目度が高くなってきていますが
海外FX業者の中には国内FX業者以上に魅力的なサービスを提供しているところが豊富にあります。
XMやGemforexも然り中堅FXブローカーが勢力を増してきていますが、中でも2002年から約20年間にわたり活動をしているFXDDというFX業者をご存知でしょうか?
今回はFXDDがどのようなFX業者か、口コミ、評判なども含めて徹底的にリサーチしました。
FXDDを昔から使っている筆者が、良い評判や良くない評判、長所や短所について紹介しています。
- FXDDは最大レバレッジ500倍
- 仮想通貨を含め111種類の商品の取引が可能
- 日本語サポートはしっかりしている
- NDD方式を採用している
- スイスフランショックで追証が発生して事がある
- 金融ライセンスなし
- 3ヶ月に1度口座維持手数料がかかる

FXDDの会社概要

まずはFXDDの会社情報を見ていきましょう。
会社名 | FXDD Trading Ltd. FXDD Malta Ltd. |
本拠地 | Clarendon House, 2 Church Street, Hamilton HM 11, Bermuda. K2, First Floor, Forni Complex, Valletta Waterfront, Floriana, FRN 1913, Malta. |
設立年 | 2002 |
日本語対応 | ○ |
最大レバレッジ | 500倍 |
追証 | なし |
ボーナス | ○ |
取扱通貨 | 合計118通貨ペア(株価指数、エネルギー、メタル、個別株、仮想通貨、) |
取得金融ライセンス | なし |
ロスカット | 証拠金維持率50%で発生(マイクロ口座のみ10%) |
カスタマーサポート | 日本語メールサポート:support@fbs.com 電話番号:(+7)8-800-555-444-2(ロシアの電話番号) |
海外FX会社FXDDの正式名称は、FXDD Bermuda Limidesと言います。FXDDの創業は、2002年になります。
これまで17年間の営業実績があり2010年の金融庁のレバレッジ規制の際に多くの日本人投資家たちがFXDDのようにハイレバレッジを提供する海外fx業者に流れていったことで有名になりました。
バミューダでは、金融ライセンスを取得しなくても法人登録だけでブローカー事業を行えます。
ヨーロッパ諸国向けのサービスは、2010年に設立した同じグループ会社の「FXDD Malta」が運営しており、マルタ金融庁(MFSA)から金融ライセンスを取得し営業しています。
しかし、日本を含めたアジア諸国向けにサービスを提供しているFXDDは、2015年にバミューダで設立された「FXDD Trading」です。
金融ライセンスはバミューダ金融庁で取得していると公式サイトに記載されていますが、実際はバミューダ金融庁にFXDDの登録はありません。
「顧客にとって不利な価格のスリッページとなるよう取引システムのプログラムを設定し損害を与えた」として、2012年7月に全米先物協会(NFA)より300万ドル以上の支払いを命じられています。
また、2013年には米国商品先物取引委員会(CFTC)より自己資本不足による排除措置命令も受けています。
そのため、金融機関としての信頼性あまりあるとは言えません。むしろ利用する際は注意しておきましょう!
FXDDの良い評判・口コミ(メリット)

FXDDを利用するか迷っている方に、メリットを実際のユーザーの口コミを元に解説していきます。
- 最大レバレッジ500倍
- 111種類の銘柄を取引可能
- 日本語サポートが充実している
- NDD方式を採用
最大レバレッジは500倍でゼロカットシステム採用

FXDDでは最大500倍のレバレッジを提供しています。
国内FX業者は25倍までしかレバレッジを提供していません。
国内FX業者の場合:40万円の証拠金が必要
FXDDの場合:2万円の証拠金が必要
国内FX業者と海外FX業者の提供するレバレッジはこれだけの違いがあります!
海外FX業者の中には最大レバレッジ3000倍を提供しているところもありますが、FXDDのレバレッジ500倍でも十分です。
111種類の銘柄を取引可能
FXDDのメリットは商品数の豊富さが挙げられます。
全部で111種類の銘柄があり、通貨ペア以外にもメタル、エネルギーや個別株、仮想通貨などの取り扱いもしています!
商品種類が豊富なのでエントリー機会も豊富に作ることが可能です。
またCFDはForexよりもボラティリティが大きいのでリスク選好でリターンを求めるトレーダーの需要は大きく叶えることができます。
USD/JPY | EUR/USD | GBP/USD |
USD/CHF | USD/CAD | AUD/USD |
NZD/USD | EUR/GBP | EUR/JPY |
EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/CAD |
EUR/NZD | GBP/JPY | GBP/CHF |
GBP/CAD | GBP/AUD | GBP/NZD |
NZD/JPY | NZD/CAD | NZD/CHF |
AUD/JPY | AUD/CAD | AUD/CHF |
AUD/NZD | CAD/JPY | CAD/CHF |
CHF/JPY | USD/MXN | EUR/MXN |
USD/PLN | EUR/PLN | USD/TRY |
EUR/TRY | TRY/JPY | USD/CNH |
USD/HKD | USD/SGD | SGD/JPY |
USD/HUF | EUR/HUF | USD/ZAR |
EUR/ZAR | GBP/ZAR | ZAR/JPY |
USD/SEK | EUR/SEK | USD/NOK |
EUR/NOK | USD/DKK | EUR/DKK |
NOK/SEK | NOK/JPY | USD/RUB |
アップル | フェイスブック | アマゾン |
ネットフリックス | テスラ | グーグル |
アリババ | ツイッター | バンク・オブ・アメリカ |
バイドゥ | ボーイング | ゼネラル・エレクトリック |
ロッキード・マーティン | VASA | マスターカード |
ゴールドマン・サックス | コーニング | ファイザー |
メルク・アンド・カンパニー | ジョンソン・エンド・ジョンソン | アストラゼネカ |
XAU(ゴールド)/USD | XAG(シルバー)/USD |
XPT(プラチナ)/USD | XAU/EUR |
XPD(パラジウム)/USD | COPPER(銅) |
WTI原油 | 天然ガス |
ブレント原油 |
BTC/USD | BTC/EUR |
ETH/USD | LTC/USD |
日本語対応が充実

FXDDは海外FX業者の中でも日本人サポートの質が非常に高いことで有名です。
海外FX業者の中には外国人で日本語が話せる程度の質になりますがFXDDは日本人スタッフが常駐しておりしっかりとしたサポートを受けることができます。
海外FX業者は日本国内の法律は適応されませんのでFXDDのみならずどこの業者においてもそうですが万が一ということがあるのでその際に日本語対応されなければ不安になってしまいます。
FXDDは日本語サポートが充実していますので安心できる点でもありますね。
メール:support.jp@fxddtrading.com
電話: (+1) 212 720 7200(国際電話料金がかかります)
チャット:コンタクトフォーム
NDD方式を採用している
国内FX会社ではDD方式で提供しているFX業者が多いですが、FXXはNDD方式を利用している為、非常に透明性が高くなっています。
DD方式とNDD方式について解説します。
DD方式とは
国内FX会社が多く採用しているDD方式とは、トレーダーとインターバンク(注文先)の間にFX会社が介入するシステムのことを言います。
あなたが国内FX会で注文を出したとき、FX会社に注文がいったんFX業者の中にいるトレーダーがその注文を決済します。
そしてその後インターバンクに注文を流すかFX業者が飲むかを判断します。
つまり私たちの注文が市場に通っているのか呑まれているのかはブラックボックスになっています。
DD方式において注文が呑まれているのか市場に通っているのかということは非常に重要なことになります。
もしFX業者が注文を呑んでいたとすれば顧客とFX業者の間の関係値はWin-Loseの関係になります。
するとDD方式によくありがちなスリッページやストップ狩りなどのリスクにある可能性もあります。
NDD方式とは
海外FX会社FXDDで採用しているのは、NDD方式です。NDD方式は、中でFX業者が介入する余地のない、トレーダー(あなた)とインターバンク(注文先)だけで取引が完結するメカニズムのことを言います。
FX会社は、間に入り儲けを操作することができないから、スプレッドが儲けということになります。
NDD方式を採用している海外FX会社では、あなたにもっと勝って取引回数を増やして欲しいと願っているのです。
勝ち過ぎては困るというモチベーションの国内FX会社とは大きな違いです。
海外FX会社でNDDを採用しているところは主な収益源が手数料になります。
したがって顧客に介入して負けさせてしまってはFX業者も儲かりません。
したがってトレーダーたちに有利な条件で取引してもらうことによって長く取引してもらい手数料をもらい続けることで投資家とFX業者間にWin-Winの関係が成立しているので不正をされることもないでしょう。
NDD方式は、更に詳しく言えば、STP方式と、ECN方式に分類することができます。FXDDでは、ECN方式も採用していることに注目してみましょう。
STP方式
STP方式は注文が直接市場に流れる方法です。
個人投資家からの注文を、直接市場に流し、複数カバー先から提供されるベスト価格にブローカーはスプレッドをつけトレーダーに提供しています。
ECN方式
市場に流れる複数ある売買注文を機械的にマッチングさせる方式のことを言います。
板情報で、売り買い注文の量や価格をチェックすることができ、STP方式と比較しても、より透明性の高さを維持出来る方法なのです。
大手金融機関同士が参入しておりレート価格が決定されますのでFX業者による意図的操作が介入することはできません。したがってECN方式では決済したのちに手数料がかかります。
海外FX会社FXDDの、プレミアム口座はECN方式で強力なカバー先と繋がっており、1秒以内に99%の注文が執行される高速約定が実現さが評判です。
FXDDの良くない評判・口コミ(デメリット)
他の海外fx業者と同様にFXDDもメリットがある反面、デメリットもあります。
FXDDは、一時期非常に注目され2015年までは海外fx業界を牽引する評判のいい海外FX業者でした。
しかし、2015年に、スイスフランショックが起き、好評は悪評へ一転してしまいました。
スイスフランショックによって多数の投資家たちがロスカットに巻き込まれました。
FXDDはゼロカットシステムを採用していると謳っていたにも関わらずゼロカットを執行しなかったのです。
そして顧客へ追加証拠金の入金を促し名実ともに海外fx業者のトップから落ちてしまったとも言えますね。
現在ではあまり見向きされない海外FX会社に化してしまったのかもしれませんが現在も運営が続いていることから一定のFXDDの利用者はいることは間違い無いですね。
- スイスフランショックで信頼を失った
- 口座の維持手数料がかかる
- スプレッドが広い
- 金融ライセンスを取得していない
- 信託保全がない
スイスフランショックで信頼を失った
スイスフランショックとは、スイス国立銀行の為替介入を停止したことで一瞬で2000pips以上スイスフラン価格が暴落したことです。
スイスフランショックは午前10時のことでしたので個人投資家やサラリーマンで副業としてfxをやっている方は対応出来ない人が多数いました。
そういった有事の際に大事なのがゼロカットシステムとなります。
FXDDは追証なしの0カット制度を導入していると明言していたにも関わらず追証が発生してしまいました。
ゼロカットシステムをなくした上で高いレバレッジを使用すれば、瞬く間に膨大な利益を生み出すこともできる反面借金を背負い込んでしまう可能性もあります。
しかし実際に多くの海外FX業者では追証なしの0カット制度を導入しているため投資家の口座残高以上のマイナスを食らうことが無いのです。
つまり入金した資金は失うことはあっても、それ以上損失を被らない仕組みがゼロカットシステムでありハイレバレッジが矛だとすればゼロカットは盾になります。
ゼロカットシステムを採用していて追証なしというのであればスイスフランショックが起こったらマイナス残高の保護をする必要があります。
しかし、海外FX会社FXDDでは諸説ありますが追証を発生させてしまったとのことです。
これが、これまで積み上げてきた海外FX会社FXDDの信頼が崩れてしまった大きな原因となります。
0カットシステムは、日本の個人投資家のみなさんにとって、この上ない安心材料であり、海外FX業者を利用できる理由になります。

XMやAXIORYなどの海外FX業者はこの時のスイスフランショックでゼロカットシステムを発生させたので顧客の損失を0に出来ていました。
そう考えると、FXDDは信用を落として当たり前の様に思えますね!
口座の維持手数料がかかる
海外FX会社FXDDでは、過去3ヶ月で、トレードを一回もしなかった人に対して、口座維持費として3000円が請求されてしまうことになります。
しかし口座残高が0の人は請求されることがありませんのでご安心ください。
また3000円以下の残高の人に関しては残高を綺麗に抜かれてしまいますのでそれ以上請求されることはありません。
口座維持手数料の請求タイミングは
1/1,4/1,7/1,11/1
また6ヶ月以上全くトレードが行われておらず口座残高が0の口座は凍結対象となります。



FXDDを利用している人は、3ヶ月間取引する予定がなければ出金しておく様にしましょう!
金融ライセンスがない?
FXDDは金融ライセンスを持っていません。
FXDDは過去NFAやCFTCなどの厳格な審査が必要となるライセンスを保有していましたが現在は保有していません。
金融ライセンスはバミューダ金融庁で取得していると公式サイトに記載されていますが、実際はバミューダ金融庁にFXDDの登録はありません。
スプレッドが広め
FXDDは他の海外FX業者と比較してスプレッドが比較的高い方になります。
したがってスキャルピングで利用したい方には、あまりおすすめ出来ません。
スキャルピング取引をしたい方はTitanFXやAxioryを利用することをお勧めいたします。
信託保証がない
FXDDには信託保全はありません。
FXDDのみならず海外FX業者では信託保全をつけていないところが多く、むしろ信託保全をしているFX業者の方が少ないとも言えます。
しかし、過去のFXDDの事件を考えると、信託保全をしていないと安心して利用出来ませんね。
FXDD口コミ・評判:まとめ
FXDDは海外FX業界を牽引してきた日本においては大手海外FX業者になります。
しかしスイスフランショックの際の悪評で信頼が落ちてしまいましたが、経営を継続できているということは一定の層がFXDDを利用しているということですね。
最後にもう1度、ここで紹介した重要なポイント5つをまとめておきます!
・FXDDは最大レバレッジ500倍
・仮想通貨を始め111種類の商品の取引が可能
・スイスフランスショックで追証が発生した過去あり
・現在は金融ライセンスなし
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